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膝痛が身体機能と精神衛生に影響

膝痛が身体機能と精神衛生に影響

膝の治療で他の部位も改善

 その結果,被験者の 3 分の 1 強(1,909例)が(1)群,41%(2,210例)が(2)群,23%(1,245例)が(3)群に該当した。(2)群も(3)群も疼痛部位が多くなるにつれ,身体機能の大幅な低下が見られた。(2)群のうち 3 か所以上の痛みを有する者は身体機能の低下が重度で,(1)群や(3)群( 3 か所以上も含む)に比べ,うつ状態となる傾向があった。

 今回の調査結果から,膝痛は単独で発生する傾向が低いこと,さらに他部位の疼痛を伴うと身体全体や精神的状態が悪化することが示唆された。また,身体における痛みの広がりと特定部位における痛みの強さとの関連性も認められた。

 Croft博士らは「痛みがあると精神状態が低下するが,その点を差し引いても,膝特有の痛みと機能障害は膝以外の痛みが存在した場合に実際に悪化する。今回得られた知見の臨床的に重要な点は,他部位の痛みの存在と広がりは膝痛患者の予後を左右する重要な決定因子であることで,まさに(過去の研究で実証ずみの)背部痛患者と同様である。 したがって,膝など 1 か所の痛みを(理学療法や人工膝関節全置換術などの局所治療により)コントロールすることは,身体全体の痛みを軽減し,他部位の痛みの発生率や強さを減少させるうえで効果がある」 と結論している。

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>膝など 1 か所の痛みをコントロールすることは,身体全体の痛みを軽減し,他部位の痛みの発生率や強さを減少させるうえで効果がある」 と結論している。

これは早期の鎮痛ってことはもちろん第1なのですが、例えば膝が痛くなって次に腰が痛くなった。腰の痛みがなくなったら、あらら、膝も痛くなくなった。みたいな話も同じか?
by c-dunk | 2005-11-25 14:30 | 痛み

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