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運動って分かってそうでわかってない。

地味にでも継続できれば何かあんだよたぶん・・・

Medical Tribune [2007年9月6日 (VOL.40 NO.36) p.45]
運動が新たな脳細胞の形成を刺激
〔スウェーデン・ストックホルム〕カロリンスカ研究所(ストックホルム)神経科学部門のAstrid Bjørnebekk博士らは,ラットを用いてうつ病に対する運動の効果を検討し,運動が海馬における新たな脳細胞の産生を刺激することを明らかにし,同研究所のプレスリリースに発表した。

薬剤との併用効果も明らかに
運動がうつ病に対して抗うつ薬と同様の効果を示すことはこれまでの研究で確認されている。Bjørnebekk博士はその生物学的機序を検討し,運動の効果を選択的セロトニン再取り込み阻害薬(SSRI)と比較する研究を行った。
 
同博士はラットを用いた研究を行い,運動と抗うつ薬はともに脳内の記憶と学習に不可欠な領域である海馬における新たな細胞の産生を促進することを示した。今回の研究は従来の研究結果を追認する内容で,運動が軽度~中等度のうつ病に対して効果的である理由を説明するモデルとなる。また,運動と薬剤療法との併用効果がきわめて良好であることも明らかにされた。同博士は「抗うつ薬による治療効果が外部の環境要因で強化されるとの結果は興味深い」と述べている。
 
過去の研究により,薬物乱用者では脳内の報酬系におけるドパミンD2受容体濃度が低いことが明らかにされている。この変化は,薬物乱用者の多くが呈する抑うつ症状に関係するのではないかと考えられてきた。今回のラットの研究では,外部環境要因による脳内のドパミンD2受容体濃度の変化に対して遺伝要因が影響を及ぼしうることも明らかにされた。
 
同博士は「例えば,ストレスによるドパミンD2受容体濃度の低下レベルには個人差が見られる。このことは,一部の人でうつ病が発症しやすい理由を説明できるかもしれない」と示唆している。

by c-dunk | 2007-09-18 19:29 | 運動

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by c-dunk