人気ブログランキング | 話題のタグを見る

ガイドライン様

血管の方が問題なんじゃないのもしかして。

どうしても手術でなんとかしたいのね、神経性跛行って決めてかかってんな。

<b>変性腰部脊柱管狭窄症に診療ガイドライン
〔ニューヨーク〕北米脊椎学会(NASS)は,エビデンスに基づく変性腰部脊柱管狭窄症(LSS)の診断・治療に関する診療ガイドラインを発表した。

良好な自然経過
 NASSガイドラインでは,変性LSSを「腰椎の神経または血管スペースの減少に伴う臀部または下肢の疼痛を主症状とし,腰痛を伴う場合と伴わない場合がある」と定義している。症候性LSSでは症状の誘発,緩和は特徴的であり,運動または体位で誘発される神経性跛行が見られ,通常,症状は前屈,坐位,臥位などで緩和される。
 ガイドラインに記された重要な点は,多くの患者の予後は良好で,急激な重症の機能低下はまれなことである。すなわち,軽症~中等症の変性LSS患者の 3 分の 1~ 2 分の 1 では,望ましい自然経過を示す。
 ガイドラインで引用されているすべてのエビデンスは,軽症~中等症の変性LSS患者に関するものであり,重症患者の自然経過に関するデータは十分ではない。また,変性LSSの診断を裏づける最も適した経過と身体症状に関するエビデンスは不十分である。坐位により改善または軽快する重度の下肢痛と両脚をO字形にした歩行などの姿勢異常が見られる高齢者では,LSSを疑うべきである。これらのほか,ロンベルク徴候陽性,伸展時の大腿痛の悪化,神経筋障害などにも注意する。一方,歩行時に疼痛が悪化しない患者ではLSSの可能性は低い。
 変性LSSの非侵襲的画像診断法として最適なものはMRIである。MRIが禁忌となる患者,MRI所見で確定診断ができない患者,症状とMRI所見が相関しない患者ではCT脊髄造影法が有用となる。
 治療のゴールに関連するものとして,Oswestry Disability Index(ODI)とSwiss Spinal Stenosis Questionnaire(SSS)/Zurich Claudication Questionnaire(ZCQ)がLSSのアウトカムの評価法として適切な尺度となる。

Medical Tribune
http://www.medical-tribune.co.jp/wwwroot/cgi-bin/index1_free.cgi

by c-dunk | 2008-01-17 19:45 | 痛み

走る迷走柔整師  ココロと身体はセット 設楽義勝


by c-dunk