2016年 01月 04日
痛みは時代によって変化する。
痛みは時代によって変化する。
あけましておめとうございます。
今年も痛みや慢性の痛みについての情報発信と、ではどうするセルフメンテについて考えていきたいと思っております。今年もよろしくお願いします。
(痛みの文化史から引用)
ところで私は、今日私たちが痛みを体験しているときに感じているものは、遠い先祖が洞窟から這い出して以来人類を苦しめているさまざまな感覚と同一普遍のはずがない、と主張したい。私たちの痛みは公には意味が奪われ、心をもたずに神経線維を飛び交うだけのものだが、痛みそれ自体が経てきた近代史の産物でもある。7頁
私たちは痛みの刺激の伝導を遮断する最新の素晴らしい薬剤が調合されるのを、ただ受け身で待つように定められているわけではない。結局、痛みは私たちがそれを知覚するときにだけ存在するのである。心を閉ざせば、痛みもまた止む。心を(十分に強く)変えれば、おそらく痛みもまた変わるだろう。痛みの体験は時代を超越しているのではなく変化している。
つまり、私たち自身がある特殊な時代特定の文化の産物なのだと自覚するならば、それと同時に、自分自身の未来を変化させたりそれに影響を与えたりするために活動することは可能だと自覚できるだろう。7頁
例えば、慢性の腰や首の痛みは現在のような傷病名や画像検査が出てくるより昔の方が、もっと治療にに反応していたのではないかということです。それも、村の魔術師やヒーラーの儀式にすらということです。急性の危険な症状や病気に関しては現代の方が圧倒的に西洋医学が勝利していますが、こと痛みに対してはどうなのよってことです。もう昔の儀式は通用しにくくなっているなかで、その力を引きだすためには何ができるのか。それが今年も最大のテーマです。
痛みが起こるのには、心と身体の両方が関わっています。
慢性痛に関する学説や治療法は数多くありますが、
どの説も、慢性痛の症状があるなら、身体だけではなく、
心にもその原因があるという大原則は一致しています。
湘南深沢ニコニコ整骨院 鎌倉市常盤60-3
0467-43-2556
または
今日が仕事始め、元気に5Km通勤ラン。
by c-dunk
| 2016-01-04 19:11
| 痛み