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普通ってなんだろ統合失調症も知らないことばかり。<心の病>をくぐりぬけて 森実恵(著)岩波ブックレットNO671

普通ってなんだろ統合失調症も知らないことばかり。<心の病>をくぐりぬけて
森実恵(著)岩波ブックレットNO671

相模原の事件から少し勉強してみようかなと思っていた「統合失調症」。まずは平易に「統合失調症」とはどんな病気なのか患者さんご自身がかいた本を読んでみた。イメージ先入観としては最悪、精神科病棟で廃人になってしまうとか、あとは「犯罪」との関係とか。とにかく狂ってるそんな感じでしょうか。

読んでみて知ったのは幻聴や幻覚などが、ありえないレベルで起きるのはあくまでも急性期であってしかもそれは、入院し投薬等の処置で回復していくこと。他害自傷の怖れとるはこの時期で、「死ね」という声がもっと酷いのもこの急性期だけのようです。著者の森さんは、この本の出版時にはかなり回復されていても「幻聴」は残っているけど「きつい言葉」はなく、幻聴と会話し幻聴とともに日常を送っているとのこと。

「犯人は精神科に通院していた」これですね、実際はほとんどの方は回復して日常の生活を送れるようになっているので本人や家族はこれはとても辛いものだというのが、非常に問題となるところ。ところが報道が突っ走るので自分も含めて一般人はどうしてもこの壁をやぶれない、この本を読んで少しこの病気を理解できた気もするが難しい問題だ。回復後の就労も大変なようで、そこで孤立するとまた症状が悪化したりと支える制度も問題山積みなど「統合失調症」の大枠をしるには参考になりました。

それにしても、ある日突然この病気になるのは恐ろしいね。

森実恵(著)岩波ブックレットNO671
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by c-dunk | 2016-12-18 15:20 | 身心

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