2005年 11月 28日
プラシーボ効果
心という現象を、脳の働きの結果としての一面だけで捉えるのは、決して正しいとはいえないだろう。そのような見方からは、心とは何かという疑問に対する満足な答えを見出すことはできないと思われる。ただ脳だけが現実に存在し、心はそれによって作られる単なる現象にすぎないという唯脳的な見方からは、心がわたしたちの生命活動のなかで果たしている重要な役割を理解できないのである。
心は、脳が基本部分を生み出したものでありながら、脳に対して奇妙な独立性を保っている。もしそうでなければ、心が脳に影響をおよばすプラシーボ効果のような事実を説明できないのではなかろうか。この場合、心は脳の働きを支配しているとも考えられるのである。
心はわたしたちがどのような環境にも適応して生きていくための、人類進化の智恵がいっぱいに詰まった究極のソフトウェアなのだろう。残念ながら、わたしたちは、それを十分に理解してないし、その使い方にも習熟していないけれども・・・
心は、脳が基本部分を生み出したものでありながら、脳に対して奇妙な独立性を保っている。もしそうでなければ、心が脳に影響をおよばすプラシーボ効果のような事実を説明できないのではなかろうか。この場合、心は脳の働きを支配しているとも考えられるのである。
心はわたしたちがどのような環境にも適応して生きていくための、人類進化の智恵がいっぱいに詰まった究極のソフトウェアなのだろう。残念ながら、わたしたちは、それを十分に理解してないし、その使い方にも習熟していないけれども・・・
by c-dunk
| 2005-11-28 18:14
| プラシーボ