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この2つはセット。

何はともあれ、この2つを何とかすんのがお仕事です。
評価から治療手技の選択より
微小循環障害の成立因子
微小循環系の本質的な機能として「脈管系によって運ばれてきた物質がそれを必要とする細胞へたどり着き、同時に不必要になった物質が細胞から再び脈管系へ戻る」というのがある。そのため微小循環系が正常にあるためには、
①脈管系(細動脈、毛細血管、細静脈、細リンパ管)内の血液やリンパ液の流れが正常であること、さらに各種物質の通路にあたる礎質について
②脈管系と細胞の間にある礎質の性状が流動性を保っていること
が必要条件となる。

前者①の阻害因子としては、外傷、手術などによる脈管系の破壊、筋収縮や浮腫などによる脈管への圧迫、血管収縮性交感神経過剰興奮による細動脈径の縮小などがあげられる。一方、後者②への影響を与える因子としては、運動、温度、気圧、組織の酸性度(PH)などをあげることができる。

持続的筋収縮は脈管を圧迫することで微小循環障害生じさせる。一方、微小循環障害はATP産生量を低下させて持続筋収縮を生じさせる(筋弛緩不全)。したがって両因子は単独で存在していることは少なく、両者が併存しているのが常である。
この2つはセット。_a0064004_22494336.jpg

by c-dunk | 2006-05-31 15:08 | 筋肉

走る迷走柔整師  ココロと身体はセット 設楽義勝


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