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若干の誤解

第一は、痛みがあまりにも身体的な感覚の問題として処理されすぎており、心理的、精神的、さらには社会的因子が看過されている点である。

第二は、痛みは生体が正常に維持されるための生体内警報であることが強調され過ぎたあまり、痛みそれ自身、仕方ない、耐えるほかないものだと考えられている点である。

第三の誤りは、痛みの背景には原因があり、その原因はすべて、現代の最新医学の知識により解明されており、治療可能であると思われている点である。

第四の誤りは、痛み止めの薬、あるいは痛み止めの治療手段は、ただ単に痛みを止めるだけのもので、かえって体に毒であると考えられている点である

第五の誤りは、痛い部分を支配している神経を麻痺させてやれば、その領域の痛みは、すべて消失してしまうと考えられている点である。

第六の誤りは、現在痛くない人たちは、自分は痛みとは全く関係ないと思って生活している点である。

痛みの人間学 柳田尚

昭和57年発行の本にもう痛みそのものについて書いているものがあったんだ。
学校行ってる時には、全くきずかなんだ。
by c-dunk | 2006-09-03 16:20 | 痛み

走る迷走柔整師  ココロと身体はセット 設楽義勝


by c-dunk